storyイメージ

美しく彩る京都の紅葉

すっかり秋も深まり、京都では紅葉が色づき始めてきました。
京都の紅葉は毎年11月下旬〜12月上旬頃に見ごろを迎えますが、今年はちょうど3連休の21日頃に見ごろを迎える予定です。

次回のキラリオマガジンでご紹介予定の「嵯峨豆腐 森嘉(もりか)」さんを訪ねるにあたって、色づく嵐山をぶらり散歩してきましたので、みなさんにも美しく彩る京都の紅葉をご紹介したいと思います。



京福電鉄(通称嵐電)「嵐山駅」からスタート。





「龍安寺」「仁和寺」など、沿線に5つの世界遺産を含む京都らしい街並みを巡って走る京福電気鉄道は、京都市民から「嵐電 らんでん 」という愛称で親しまれています。
この嵐電「嵐山駅」が、今回のお散歩のスタート地点。
駅空間中では、インテリアデザイナー・森田恭通さんが手掛けた「キモノ・フォレスト」と呼ばれる装飾がお出迎えしてくれます。京友禅を用いた約600本のポールたちは圧巻です!



嵐山のシンボル、渡月橋







嵐山のシンボルとも言える渡月橋。山々を彩る赤・黄・緑といったグラデーションが美しく、撮影スポットとしても人気の高い名所です。
鎌倉時代に亀山天皇が、橋の上を月が移動していく様を見ながら「くまなき月の渡るに似る(月が橋の上を渡るように見える)」と詠われたことが「渡月橋」と呼ばれるようになった所以だと言われています。



渡月橋を眺めながら本格的なお蕎麦がいただける「嵐山よしむら」。



嵐山を流れる桂川は、渡月橋をはさんで上流が大堰(おおい)川で、下流が桂川と名付けられています。良質なそば粉を使い、熟練の職人が手打ちして作る蕎麦が自慢の「嵐山よしむら」からは、渡月橋や大堰川を一望することができ、店内でゆっくりしながら絶景を楽しむことができます。



歩き疲れたら、「アラビカ京都 嵐山店」で美味しい珈琲に癒されて。





風情ある街並みの中、突如として現れるスタイリッシュなコーヒーショップ「アラビカ(% ARABICA)京都 嵐山店」。
アラビカ(% ARABICA)は、世界約100カ国を旅したオーナー(東海林克範さん)が厳選したスペシャルティーコーヒーを扱う、コーヒーロースターです。2012年、拠点である香港にオープンして以来、こちらの嵐山店は日本で2店舗目。
店頭には焙煎機も置かれており、焙煎したての香り高いコーヒーを味わうことができます。
ガラス張りの店内から眺める、川辺の紅葉も魅力的ですよ。



「100年続く美術館」がコンセプトの福田美術館。



「アラビカ(% ARABICA)京都 嵐山店」のある角を右に曲がり程なく歩いたところにあるのが、昨年オープンしたばかりの私設美術館「福田美術館」。
大手消費者金融・アイフルの創業者である福田吉孝さんが、生まれ育った京都に「恩返しをしたい」という想いで建設され、日本画家を中心とする約1500点もの作品が展示されています。蔵をイメージした展示室や京町家の坪庭を彷彿とさせる「縁側」のような廊下など細かいところに至るまで日本建築の意匠がこらされおり、京町屋のエッセンスと近代建築のスタイリッシュなデザインが掛け合わさった建造物は、それ自体がもはや芸術品!館内を見るだけでも十分価値のある美術館になっています。



世界文化遺産のひとつ、天龍寺。













嵐山を訪れたら、絶対に立ち寄りたいスポットのひとつである天龍寺。
天龍寺は、暦応2(1339)年に足利尊氏が後醍醐天皇を供養するために建てられた寺院であり、世界文化遺産にも登録されている歴史的建造物です。京都市内の一番西端にあるため、市内で一番最初に朝陽があたる場所でもあります。境内の小高い丘を登ると京都市内を一望できる「望京の丘」がありますので、ここで、早朝の朝陽と紅葉との美しいコントラストを楽しむのもオススメです♪
天龍寺の門のそば、小川沿いではかわいい「なかよし地蔵」がお出迎えしてくれますよ。



源氏物語の舞台にもなった野宮神社。



縁結び・悪縁切りの神様や子宝安産の神様としても有名で、女性人気の高い野宮神社。
境内にある神石「お亀石」をなでながらお祈りすると、一年以内に願い事が成就すると言われています。



幻想的な雰囲気の竹林の道。



大河内山荘から野宮神社の間を約200メートルにわたって続く、数万本の竹が生い茂る竹林の道。
紅葉を見ることはできませんが、オススメの観光スポットです。12月には渡月橋や竹林をはじめとした嵐山一帯をライトアップする京都・嵐山花灯路が開催されますので、より幻想的な雰囲気を体験することができますよ。


スイーツに癒されながらの帰り道。





思う存分紅葉を満喫したら、嵐山の名物である食べ歩きを楽しんでから帰りましょう。
香ばしいお芋の香りに誘われて、ついつい寄り道したくなってしまうのが、こちらのテイクアウト専門店「古都芋本舗」。もっちりした食感がたまらない名物の大玉みたらし団子や、裏ごししたサツマイモにごまの生地を付けて香ばしく焼き上げたきんつば「古都芋」など、やみつきになるスイーツがたくさん並んでいますよ♪




いかがでしたか?
美しい紅葉は、見ているだけで気持ちが落ち着いてきますよね。
わざわざ遠くに出かけなくても、近所の紅葉を楽しむだけでも十分癒し効果はあると思います。
せっかくの3連休。色づく紅葉を愛でながら、”ぶらり散歩”はいかがでしょうか?

<嵐山>
〒616-0007 京都府京都市右京区


 

一覧ページへ戻る

ページトップへ