地元でとれた、新鮮な海の恵みや山の恵みを味わうことができる朝市。
日本各地には魅力的な朝市が多数開催されています。
清々しい朝の空気を感じながら採れたての食材や特産品を探し歩くのも、気持ちがいいものですよね。
今回は、京都・大原で毎週日曜日に開催されている「大原ふれあい朝市」を訪ねてみましたのでご紹介したいと思います。
早起きしても行く価値あり!
京都大原と、近郊で採れた新鮮野菜やつきたてのお餅を販売している「里の駅大原」。
ここの構内で、毎週日曜日6:00〜9:00に開催されているのが「大原ふれあい朝市」。
約20年前、地元の農家さんが野菜を直接消費者に届けるツールとしてスタートしたこの朝市は通算1000回以上も開催されており、地元ではなじみの深いものになっています。
毎回約20店舗ほどが軒を連ね、朝に採れたばかりの「朝採り野菜」や、しば漬け発祥の地・大原だからこそ味わえる漬物、生花、鶏卵に至るまで、スーパーでは出会うことのできない食材を見つけることができます。
朝イチバンは業者さんや飲食店の仕入れで大賑わい。
スタートは一応6:00となっていますが、5:00くらいからはすでにお客様で賑わい始めます。
朝早くは業者さんや飲食店のオーナーさんが仕入れとして訪れることが多く、みなさんその日お店に並べる食材を吟味されています。
「ここには生きた野菜がある」
そう評されるほど、自然豊かな大原で採れたばかりの野菜たちは、まるでまだ呼吸をしているかのように新鮮そのもの。
「朝採り野菜」を求めて、和食だけでなくフレンチやイタリアンなど有名料理店のオーナーさんも足しげく通われているとか。
大きな葉付きの大根もこのお値段!葉っぱは、放っておくと成長しようとして栄養素をどんどん吸収し、肝心な根っこ部分がやせてしまうため、スーパー等に出荷する際は切り落とされてしまいます。
でも、この葉っぱにはβ-カロテンやビタミン等の栄養素がたくさん含まれていて、じゃこと一緒にごま油で炒めたらとっっても美味しいんです!!
スーパーでは見かけたことのない野菜もたくさんあります。朝市の魅力は、農家さんから直接買えること!どんな野菜なのか、どんな調理をしたら美味しくなるのか、そんなお話をしながら野菜を選ぶのも楽しいですよね♪
7:00を過ぎる頃には日も出て明るくなってきます。9:00にオープンする里の駅館内も楽しむため、8:30頃に来られるお客様も多いのだとか。朝市の食材は売り切れてしまっているものも増えるので、行く時間は要検討ですね…!
出店者さんを少しご紹介します。
旬を大切にした野菜を栽培されている、はらだ農園さん。ナスやキュウリ、人参や大根、里芋等、いろいろな野菜を作られています。
パープル・ファーム藤岡の藤岡良さん。夏期は万願寺とうがらし、冬期は金時人参がメインです。
微生物の力を生かした、美味しくて力強い野菜作りを目指されているはまさき農園さん。玉ねぎやスナップエンドウ、オクラやかぼちゃ等、少量多品種を栽培されています。
無農薬・無化学肥料による栽培をされているむすび農園さん。自家採種も行われています。
三姉妹で農家をされているhatacoさん。野菜を育む土作りの重要性に着目し、年間40品目を露地栽培されています。
山本有機農園の山本克也さん。季節ごとに収穫できるものを、年間30〜40品目栽培されています。
いかがでしたか?
私も白菜や大根等たくさんお買い物して帰りましたが、驚いたのは、その美味しさは当然のこととして、その鮮度の長持ち具合!大きな白菜を買ったので、すぐに使いきれずに2週間ほど冷蔵庫で保存していましたが、最後までみずみずしく綺麗なままでした。
みなさんの地元にも、きっとある朝市!是非早起きしてでかけてみてください。
また、次回は「大原ふれあい朝市」にも出店されている「音吹畑(おとふくばたけ)」の高田潤一朗さんをご紹介しますので、そちらも楽しみにしていてくださいね♪
<大原ふれあい朝市>
開催場所:里の駅大原構内西南
〒601-1247 京都府京都市左京区大原野村町342
https://www.satonoeki-ohara.com/market/
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