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たくさんの人の通過点になる場所。

「Community Store TO SEE」。

京都御所西にある古いビルに、ひときわ目を引くスタイリッシュな空間があります。
そこは、1階はコーヒースタンドとセレクトショップ、2階はギャラリーで構成された「Community Store TO SEE」。

先日のキラリオマガジンでご紹介した、薬膳家acoさんが作るスペシャル薬膳ドリンクも提供されているお店ですので、そちらのご紹介も含めて、今回はお送りしたいと思います。

二次元の世界から三次元の世界へ。







今年でオープン5年目を迎える「Community Store TO SEE」のオーナーは、写真家としても活躍されている中島光行(なかじま みつゆき)さん。奥様であり主にファッション誌やカルチャー誌等のエディターをされている莉衣(りえ)さんと一緒に、お店を運営されています。

お店を始めたきっかけはタイミングも含めて様々なことが合致した結果ですが、中島さんにとって「Community Store TO SEE」のオープンは、決して「異業種へのチャレンジ」ではなかったと言います。

これまでの写真家としての活動は、発表の場がWEBであったり紙面であったりと二次元で表現するにとどまります。しかし、お店という空間をもつことで表現の場を三次元にまで幅を広げることができると感じたのです。
WEBや紙面の延長線上としてお店作りがあり、空間作りや自身がセレクトしたプロダクトたち、オススメしたい作家さんやアーティストを通じて自分たちを表現する場所、と捉えているのです。

エディターである莉衣さんにとってもそれは同じで、編集の仕事を通じて知り合うアーティストや作品に対して、自身のフィルターを通し、雑誌等とはまた違ったアウトプット先としてお店を位置づけています

「Community Store」に込められた想い







屋号に含まれている「Community Store」には、仲間と一緒に場を作っていきたい、という想いが込められています。
様々な方が「TO SEE」を介して交流し、活動の場を広げていくきっかけのような場所になりたいと願っているのです。

「TO SEE」のギャラリーで展示会を行うことで、作家さんとお客様が「TO SEE」という共通の場を介して、普通に暮らしていたら知り得なかった作品との出会いが生まれたり。企画展にたまたま訪れたレストランのオーナーさんが、中島さんと話す中で自分のお店の写真も撮って欲しい、と言ってコラボが生まれたり。
いろいろな人にとっての”通過点”に「TO SEE」というコミュニティが介在出来たらいいな、と思うのです。

「TO SEEでしか出会えない」と「直接会う」を大切に。





ショップで取り扱うプロダクトは二人がセレクトしたもの。京都で活動する方のものより、他府県を本拠地にしている作り手の作品が多く並んでいます。
それは、京都の作り手の作品だったら京都で手に入れることができるから。「TO SEEでしか出会えない」作品を知ってもらいたいので、あえて他府県のプロダクトにこだわっているのだとか。
とは言え、今並んでいるプロダクトの中には、京都で活躍する陶芸作家・清水大介さんの作品もあります。しかし、これは「Community Store TO SEE」オリジナルのアイテムだけ。
あくまで、「ここでしか出会えないもの」というポリシーは曲げません。

また、いいな、と思う作品に出会った際は、どこであっても直接会ってから取り扱うと決めています。
今の時代はどんな情報もネットを見たら手に入るし、いい作品にWEBを通じて出会うことも可能なのですが、だからこそ表面だけを捉えて簡単に「いいね」と判断したくないのです。
作り手に直接会うことで、その人となりはもちろん、どんな想いで作品を作っているのかを知ることができます。そして、そうやって本質に触れた作品に対しては思い入れも強くなり、お客様に自信をもってオススメすることができます。

それぞれが感じる「TO SEE」らしさ。



お店をオープンして5年。
「どういった軸でプロダクトをセレクトされているのですか?」と聞かれることも多い中、なかなかハッキリ言語化するのは難しかったと言います。一言では、到底言い表すのが難しいファクターが多々あるからです。

しかし最近、ショップやギャラリーを訪れたお客様に「TO SEEさんっぽいですね」と言っていただく機会も増えたとか。
自分たちが言い表せなかった世界観が、外から見ると感じ取れるものがそこには生まれているのだ、と実感することができて嬉しかったそうです。
きっと、お店という空間自体や、プロダクト、ギャラリーの企画等々の総和が「TO SEE」らしさを作り上げていっているのですね。
そして、それはきっとこれからも積み重ねていくことで、より深まっていくものなのでしょう。

スペシャル薬膳ドリンク。







先日ご紹介した薬膳家acoさんのプロデュースするスペシャル薬膳ドリンクをご紹介します。
こちらは、「季節の薬膳フルーツドリンク」。
今の季節は、旬の無農薬みかんとエルダーフラワーの入ったルイボスシロップを使ったドリンクになっています。
みかんはカラダの中を温める効果があるため消化器官を整えてくれます。また、免疫効果の高いエルダーフラワーと胃腸を整えてくれるシナモンをプラスすることで、体調を崩しやすい季節の変わり目を乗り越えるサポートをしてくれるのです。
今回はソーダ割を作っていただきましたが、カラダが冷えている方にはお湯割りもオススメですよ!

スペシャル薬膳ドリンクには、季節ごとに入れ替わるフルーツドリンクと、定番の「薬膳クラフトコーラ」とがあります。
実は、薬膳家のacoさんは大のコーラ好き!たくさん飲んでも罪悪感の感じないコーラが飲みたくて、自分で開発してしまったそうなんです。

確かに、コーラってカラダにあまりよくない…?!と感じてしまうので、薬膳入りなら安心して飲めますよね♪



いかがでしたか?
3月10日〜14日 「Community Store TO SEE」にて、薬膳家のacoさんが運営する「HAHAHAUS」も出店するポップアップイベントが開催されます。このポップアップ期間中は工芸・手仕事の作り手を紹介するイベント「Kyoto Crafts Exhibition DIALOGUE + 」のサテライト会場にもなっています。是非足を運んでみてくださいね。
http://kougeinow.com/


また、「Community Store TO SEE」で取り扱うプロダクトは、はオンラインストアでも一部購入可能ですので、是非HPもチェックしてみてくださいね★

<Community Store TO SEE>
〒604-0005
京都府京都市中京区玉植町244
TEL:075-211-7200
【営業時間】
11:00〜19:00
定休日:火曜日・不定休有り
http://t-o-s-e-e.jp



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