storyイメージ

手作りのおだしを大切に

「アジアの料理たけふさ」さん

こんにちは、kirarioインテリアの北村です。
今回は私も個人的に足を運ばせてもらっている「アジアの料理たけふさ」さんをご紹介したいと思います。
スパイス、ハーブが好き!エスニック料理が好き!で今まで色んなお店で食べてきた私ですが、その中でも何度も行きたいお店がこちらです。
お店の外にも香ってくるエスニックないい香り、スパイスやハーブのパンチはあるけれど日本人にあうどこかやさしい味付け、今回は「アジアの料理たけふさ」さんのお料理の魅力とお店にまつわるエピソードをご紹介できたらなと思います。
スパイスやハーブ、パクチーが好きな方には特におすすめです。
アジアンでノスタルジックな内装にもご注目ください♪

東南アジアのような祇園の路地裏に



「ん?こんなところにエスニック料理屋さんがある。」
「アジアの料理たけふさ」さんを初めて見つけたとき、少し驚いたことを覚えています。
京都の東山、八坂神社にもほど近いところ。祇園花月の西側、狭い路地を入っていくと「アジアの料理たけふさ」さんはあります。
驚いたというのも、ここは「京都祇園」のよくある花街のイメージとも違い、ネオンひしめくバーやクラブが立ち並ぶ歓楽街で、こんな雰囲気の良い、だれでも気軽に入れそうなお料理屋さんがあるイメージは全くなかったからです。





「いらっしゃいませ」と赤い文字で書かれた引き戸をあけると、レトロなタイルのカウンターと緑の壁が目に飛び込んできます。
コンクリートの内装に、センスの良いアンティークのようなテーブルと椅子が置かれていてどことなく落ち着ける空間です。




天井から吊るされている鳥かごを使った照明もかわいくてときめきます!




「いろんな物件を見てきたんですけど、ここの路地の雑多な感じがどことなくアジアの街並みに見えなくもないなと思って祇園に決めました。」と店主の武田芙紗子さん。
確かに、電線や看板がひしめき合う路地の様子は東南アジアのような趣がありますね。

お料理を通じて人と人が繋がっていく



「お店を開かれるまではなにをされていたんですか?」
「ずっと料理屋でアルバイトをしてましたね。特に大学生の時に働いていた多国籍料理のお店には強く影響を受けました。」とお話しされる店主の武田芙紗子さん。

「多国籍料理のお店は、旅先で食べた現地の味を再現するというコンセプトがあって、それがすごく楽しかったです。
お店自体もおうちのようなアットホーム感があって、ホームパーティーをしてるような雰囲気が好きでした。」
「お店やお料理を通してお客さん同士の輪が広がっていくのが見えて、私もそんなお店がしたいなと思ったのが自分のお店を持つことになったきっかけでした。」




「色々な料理が好きだし、多国籍料理屋の後もいろんな料理屋で働いていたのでやりたい料理の種類はたくさんあったんです。」と武田さん。
そこから自身の好きなものを振り返り、お米と麵が好き、そういう料理はずっと作っていきたいなと思い、ジャンルを絞って「アジアの料理」に決められたと仰っていました。




「たけふさ」のお名前は武田芙紗子さんの本名からとられたそうです。
「お店の名前が最後まで決まらなくて、ひらがなで親しみやすい名前…と考えた末の決断でした」とお話しされる武田さん。
ひらがなで「たけふさ」の文字が書かれた木製の看板も親しみやすい印象で素敵です♪

手作りのおだしを大切に





「アジアの料理たけふさ」さんで大切にされていることは手作りにこだわること。
うま味調味料などは使わずに、鶏と野菜からとったお出汁をベースに様々な料理を提供されているそうです。
また、日本人の口に合うようお料理自体に辛いスパイスはあまり使わず、辛い物がお好みの方はあとから調整できるような辛味調味料を別でお出ししていると仰っていました。




ベトナム風豚の角煮。八角が香る柔らかく煮込まれた角煮にはナッツがまぶしてあり、食感の違いが楽しめます。角煮と一緒にお菜っ葉も添えてあり、箸休めにもちょうどいいですね♪




パクチー好きにはもってこいの定番料理、生春巻き。お野菜がたっぷりとれるところも嬉しいです。




クミンのスパイシーな香りが食欲をそそる、ラム肉クミン炒めのおこわ。もちもちとした食感とクミンやラム肉の香りがたまりません。




赤い札に書かれた手書きのメニューもアジアンな雰囲気で素敵です。




お料理を盛り付けるお皿にもこだわりが。写真のものはベトナムのソンベ焼きのお皿。
ソンベ焼きとは、ベトナムの旧ソンベ省で作られているお皿で、一枚一枚手で描かれたお花や模様、重ね焼きのあとなど、素朴な魅力があふれるベトナムのうつわです。

他にもお店で使われているうつわは武田さんセレクトの素敵なものがたくさん。
ぜひお料理と合わせてうつわもお楽しみください♪

美味しかったよで初心にかえれる



「コロナ禍でお客さんから感想を聞ける機会が減ってしまって、「美味しかったよ」と言ってもらえることが今はなおさら励みになります。そういえばそれが聞きたかったんやな。って初心にかえれます。」と仰る武田さん。
「今は同業の人と話すことも明日への活力になりますね、本当お客さんと同業の方に助けられてます。」
確かにコロナ禍で外食する機会自体が減り、テイクアウトやデリバリーではなおさら感想を聞ける機会も少ないですよね。
私も武田さんのお話を聞いて、飲食店の方にはどんどん感想を伝えていこうと思いました!




いかがでしたでしょうか?
スパイスやハーブにパクチー、アジアンやエスニック料理が好きな方にぜひ訪れてほしい「アジアの料理たけふさ」さんでした。
ノスタルジックとアジアンが融合した店内も素敵ですね。
不定期開催の「デリバリーオモテ市」というイベントでデリバリーのご注文も受け付けられています。
アジアの料理たけふささんは次回12/13(月)に参加予定だそうです。
詳しくはインスタグラムでご確認ください。



<アジアの料理たけふさ>
〒605-0073
京都府京都市東山区祇園町北側東山区 323番地 祇園会館南側1F
電話 075-561-0170
営業時間 昼11:30~14:30 夜18:00~20:00(19:00最終入店)
※2021年10月現在の情報です。詳細はインスタグラムでご確認ください。
定休日 日曜の夜 月曜(不定休あり)
インスタグラム https://www.instagram.com/takefusa_kyoto/?hl=ja


 

一覧ページへ戻る

ページトップへ