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【本とわたしの物語 Vol.1】

フクロウに魅入られて

こんにちは、キラリオインテリアの日高です。皆さんは普段、どんな本を読みますか?本棚に置いてある本の数々には、選んだ人の個性が出ますよね。
そんないつもと違う世界に連れて行ってくれるたくさんの本。それぞれに大事な一冊があるはず。

今回はキラリオスタッフの、好きな一冊にまつわるお話をお届けします。

私の好きな一冊





キラリオスタッフの日高のお気に入りの一冊はこちら。

『世界の美しいフクロウ 神秘的なポートレートと生態』 マリアンヌ・テイラー著 グラフィック社

たくさんのフクロウの写真が生態と一緒に紹介されている一冊。フクロウの歴史が書かれていたり用語集もあったりと、小さな図鑑のような本です。1羽ずつのアップの写真がとても美しくて、見ていてうっとりするような写真集になっています。

好きになるきっかけはほんの偶然から





猛禽類というと肉食や獰猛といった怖いイメージがあると思うし、実際に私もそうでした。京都に住んでいると、鴨川周辺に飛び回っているトンビが人のお弁当を狙う話なんかも聞いたりしていましたし(笑)
けれども、ある日たまたまフクロウを自宅で飼っている方の動画を見かけたんです。フクロウって一般住宅で飼えるのかという驚きもあって動画を見てみたら、つぶらな目やふわふわした羽根にまるっこい身体……と、その意外な愛らしさに一目ぼれしたんです。フクロウって知識の象徴だったり、「不苦労」という響きから縁起のいい鳥とされていたりと、マスコットにもなるようなポジティブなイメージがある鳥ですよね。猛禽類の中でもそうした良いイメージがあったので抵抗が少なく見られたのかもしれません。

そこからは、もっとたくさんのフクロウの動画を自分で探すようになったり、フクロウカフェに足を運んだりと、気づけば夢中になっていました。今では部屋の中にフクロウの雑貨も増えていて、ベッドのヘッドボードには、お気に入りのフクロウのぬいぐるみが並んでいます♪

想い出と、写真集ならではの良さ



この本は、そんなフクロウに夢中になっている私に、誕生日プレゼントとして父がくれたものです。フクロウの本は自分で買ったものもいくつか持っていますが、そのちょっと特別な想い出もあって、特に大切な一冊です。



写真集って、腰を据えて読む必要があまり無くて気軽に開くことが出来るので、何度も見返すことが出来るんですよね。写真の美しさに息を呑むのももちろんですが、読む度に「このフクロウは、どんな風に自然の中で生きているんだろう?」と、写真や説明から想像を膨らませるのが楽しくてワクワクします。
普段、生活を送るなかでフクロウって見る機会はないですし、人とは全然違う生態をしていますし。だから、ページを開くたびに自分が生きている世界と全く違う世界が広がっているような気がします。小説や映画ももちろんいいんですが、写真集って言葉による説明がほとんどなくて、1枚1枚の写真にすべての想いを込めて作られているので、そこからなにかを感じて自分の想像を膨らませることが出来るのがいいなって思いますね。

私の本との向き合い方



私が本を読むのは大体寝る前です。
一日の終わりに、スマホやパソコンから離れて紙に触れる瞬間というものがなんだか「いいなあ」って思いますし、寝る前に電化製品から離れることは睡眠にも良い影響があると聞いたので。ベッドに入って、うとうとしながら今読んだ本の内容について考えながら寝ると、それが夢にも出ることがあるのが楽しいですね。夢中になって読んでいると、うっかり寝る予定の時間を過ぎてしまうこともありますが(笑)

なので、私にとっての本は空想の世界の入り口なのかなと思います。本で書かれた世界の風景を想像して、その世界の中を更に自分が想像で補ったりして。本に書かれた物語をもとに、登場人物のことやその背景のことなど、あれこれ想像を膨らませることを一番楽しんでいる気がします。



いかがでしたか?
一冊の本を通じて見えてくる、選んだ人のエピソード。自分が夢中になるものと出会うきっかけは、意外と些細な偶然からなのかもしれないと感じますね。
皆さんにとってのお気に入りの一冊はなんでしょうか?このマガジンとの出会いをきっかけに、改めて向き合っていただければ嬉しいです♪

 

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