みなさんはお家でお花を飾る習慣はありますか?
飾る場所やお花の選び方、花器の選び方……などなど、お花を何気なくひとつ飾るだけでも、その人らしさが表現されるもの。
今回は「フィオリスタ京都」藤井さんにお花との暮らしについてお伺いしました。
お花を生ける際のポイントについても教えていただきましたので、お花を生けることに興味はあるけれど、どのように生けたらわからないという方もぜひご覧ください♪
お花は無理なく楽しむのが一番♪
今回取材をさせていただいたフラワーアーティストの藤井さんは、フラワースタイル教室「フィオリスタ京都」を主宰。
また、「ダッチスタイル」というオランダスタイルのフラワーアレジメントの資格取得の礎を京都にて築かれたことで有名です。
ご自宅にお邪魔すると、フラワースタイル教室でお使いになるお花や、花瓶に生けられたお花たちがお出迎えしてくれました。
教室で使用されるお花は、生花店で購入されるそうですが、お家ではお庭に咲いているお花を剪定したものや折れてしまったお花を楽しまれているそう。
「無理なくお花を楽しむことが一番ですよ♪」と藤井さん。
ご自宅に飾られたお花たちは、どれも花瓶から自然に生き生きと、そこにいることが楽しい♪と言っているように咲いています。
お花を生けるコツは?
実際に花瓶にお花を生けるところを拝見させていただきました。
「ドクダミって名前から嫌煙されがちですが、実はザクザクと生けるだけでもとっても綺麗なんですよ。」
黒のガラスベースにドクダミの葉の緑と白のお花が映え、なんとも涼し気で今の季節にぴったりです。
「ドクダミだけでも綺麗ですが、色の違うお花たちを一緒に生けると、可愛らしい印象になりますよ。」
重たいものは下に、トップは軽くなるように生けると高さが出て豪華に見えるそう。
ドクダミを剣山見立て、茎がひとつに集まる“フォーカルポイント”から自然に花々が生えているかのように、また、360°どこから見てもお花が楽しめるように生けるのがポイント、と教えていただきました。
完成したものがこちら。
まるで本当に、土の中からお花たちが自然と生えているかのよう。
高さに強弱があると、カラフルなお花たちの生き生きとした感じと、繊細さ、どちらも感じることができますね。
自然の芳香剤
コーディアルの空き瓶には、スターチスのドライフラワー、ビバーナム・スノーボール、オリーブ葉が、凛と涼し気に生けられています。
「香りのある植物やお花は、自然の芳香剤としても楽しむことができますよ。」
バジルなど香りのある植物やお花をこの空き瓶に生け、お手洗いに飾られることが多いそう。
お手洗いにお花があると、清潔感も感じられ、ほっと癒されそうです。
おもてなしにもお花を添えて
お花だけでなく、中国茶やお菓子作りも楽しまれている藤井さん。
教室へ来られる生徒さんや、ご自宅に遊びに来られるお客様にはお茶とお菓子にお花や葉を添えて出されるそう。
「お花や植物を添えると、『わぁ~、綺麗!!』『お花があるのと無いのでは全然違う!』と喜んでもらえるのが嬉しくて、ついつい。」と素敵な笑顔で話される藤井さん。
美味しいお茶やお菓子に、生き生きとしたお花や植物。
五感が満たされる最高のティータイムですよね。
素敵なおもてなしの原動力をお伺いすると、
「人が喜んでいたり、笑顔が溢れている、その空気がとても好きなんです。」と笑顔で答えてくださった藤井さん。
お花や植物って人に笑顔の輪を広げるような、素敵なパワーがあるのかもしれませんね。
6月末から参加される企画展では、ラリックのガラス作品と藤井さんがアレンジされたアーティシャルフラワーの素敵なコラボレーションを楽しむことができます。
【光の中のラリック 岡崎市旧本田忠次邸開館10周年記念企画展】
会場 岡崎市旧本田忠次邸
開催期間 2022年6月29日(水)~8月21日(日)
開館時間 9時~17時
休館日 月曜日、7月19日(火)
入場料 一般300円、小中学生150円 ※7月6日(水)は入場無料
★藤井さん登壇イベント
2022年7月2日(土)・3日(日)
11時~ ギャラリートーク(藤井淳子氏、鈴木尚志氏)
館内を巡りながら作品について解説します。
14時~ デモンストレーション「ミッドサマー・夏至祭りに寄せて」(藤井淳子氏)
ミッドサマー・夏至を祝う祭りにちなんだアレンジをご覧いただきます。
※各回とも参加無料(トークは要入場料)、事前申込不要です。
※混雑した場合は参加を制限させていただく場合がございます。
※デモンストレーションは旧本田忠次邸のベランダで行います。コロナ対策及び熱中症対策をお願いします。
※荒天の場合は中止となる場合があります。
気になった方はぜひ、イベントに参加されてみてくださいね♪
いかがでしたか?
お仕事でもプライベートでもお花に囲まれて暮らされている藤井さんは、お花との暮らしを自然と楽しまれ、お花を通して得られる幸福感を、おもてなしとして周りの方々にも届けていらっしゃる姿がとっても素敵でした。
お花と自分だけで楽しむのも素敵ですが、周りの方とも楽しめたら、お花との暮らしがより豊かなものになりそうです!
▽フィオリスタ京都
〒606-8434
京都市左京区南禅寺下河原町21-2-101
電話 075-201-8258
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