ご自宅でも簡単に作ることのできる”旬”を取り入れた家庭料理を学ぶ企画第3回目。
第1回目の「きくらげとトマトと卵の中華炒め」、第2回目の「アンチョビポテトサラダ」に引き続き、京都でカフェ「zozotte plus」を営まれているお料理のプロ、伊藤清美さんに旬レシピを教えていただきます。
第3回目は今が旬の「ゴーヤ」を使ったレシピ『ゴーヤのナムル』を教わりました。
ぜひ、レシピを見ながらご自宅でも作ってみてくださいね♪
▼過去の旬レシピはこちらから
今回の旬の食材は?
今回の旬の食材は、「ゴーヤ」です。
独特の苦みがあって好みの分かれるゴーヤ。
この苦み成分は"モモルデシン"といい、胃液の分泌を促して食欲を増進させる効果があると言われています。
さらに、ビタミンC、カルシウム、マグネシウムなどビタミン・ミネラルも豊富なので、夏バテ対策にはうってつけの野菜なんです!
ゴーヤが特に美味しい季節は6月~9月。
美味しいゴーヤを見分けるポイントは2つ。
①全体的に鮮やかな緑色で重みがありるもの
②イボに艶があり、潰れずにしっかりしているもの
ゴーヤ選びの際は、ぜひチェックしてみてくださいね♪
今回教えていただくお料理は?
「ゴーヤのナムル」。
暑い夏にもさっぱりと食べられて、夏バテ解消や食欲増進にもつながるレシピです♪
材料
【材料(4人分)】 調理時間:約8分
ゴーヤ…1本
ごま油…大さじ2
いりごま…小さじ2
すりごま…小さじ2
塩…小さじ1/2
いりごま(トッピング用)…適量
作り方
①ゴーヤを縦半分に切り、中の白いわたをスプーンでくり抜く。
=Point=
ゴーヤの種とわたの部分は苦みが強いので、しっかりとくり抜くことで苦みを感じづらくなります。
②ゴーヤを3~5mm程度の薄さになるように切る。
=Point=
薄い方が苦みを感じづらいので、苦みが苦手な方は薄めに切るのがおススメです。
③沸騰したお湯でゴーヤを茹でる。
茹で時間の目安は、3mm程度の薄さなら2,3分、5mm程度の薄さなら5分程度です。
※ゴーヤが柔らかすぎると美味しくないので、味見をしながら歯ごたえが楽しめる程度まで茹でてください。
④茹でたゴーヤを氷水で冷やす。
=Point=
水より氷水で冷やす方が、ゴーヤの実がぎゅっと締まります。
⑤ゴーヤの水気をしっかりめに絞る。
=Point=
水気が出てくるとナムルの味付けが薄く感じるので、しっかりと絞りましょう。
⑥水気を絞ったゴーヤに、ごま油、塩、いりごま、すりごまを加え、全体に味をなじませたら、完成♪
盛り付けの際は、中心が高くなるように盛り付け、上からお好みでいりごまをパラッとふりかけると、より美味しそうに見えます。
ゴーヤのナムルのお味は?
ごま油、いりごま、すりごまと、ごまの調味料が3種類も入っているので、口に入れた瞬間にごまの香りがふわっと広がります。
味付けはとってもシンプルなのに、3種類のごまが味わいを豊かにしてくれています。
ごま油の香りで、暑くてバテていましたが、なんだか食欲が湧いてきたかも……!
さっぱりとした味付けなので、夏バテ気味の時の食事にはぴったりだなと感じました。
調べたところ、ごまに多く含まれているビタミンB1にも夏バテ防止効果があるんだとか。
ゴーヤに含まれる成分にも、夏バテ解消や食欲を増進させる効果があるので、これからの季節にはぴったりのレシピですね!
ゴーヤを他の料理で食べるなら?
伊藤さんがナムル以外でよく作るのはゴーヤの天ぷら。
天ぷらにする際は、ゴーヤを縦半分ではなく、横半分に切ってから、中のわたや種をくり抜くのがおすすめと教えていただきました。
「輪切りにして、天ぷら衣をまぶして、サッと揚げて、お塩を振るだけでとっても美味しいですよ。ビールにとっても合うので、おつまみにもおすすめです。天ぷらもぜひ作ってみてくださいね♪」
いかがでしたか?
たった5つの材料で作れる「ゴーヤのナムル」。
簡単にできるだけでなく、お味も栄養素も夏バテ防止効果抜群のレシピでした。
夏の間の常備菜として、作ってみてはいかがでしょうか♪
次回は旬の”茄子”を使った、食欲進む丼ぶりレシピを終えていただきます。
ぜひ、お楽しみに♪
旬のお料理1年生 担任
伊藤清美さん
▽zozotte plus
〒616-8101 京都府京都市右京区太秦和泉式部町13−19
電話:075-861-3805
営業日:水・木・金・土の11時半〜15時ランチ営業
※夜は金曜日のみバル営業
Instagram:https://www.instagram.com/kiyozozo/?hl=ja