“大きな決断こそ、直感を信じるとうまくいく”
生きていると、雷に打たれるようにビビッとくる瞬間があります。それは今年の1月、私たち家族のもとにも突然訪れました。
その日はいつものように、パソコンで物件情報を眺めていました。そこで目に留まった1軒の家。夫にも見せてみると、「来週見に行ってみるか」と一言。
あの日から約2カ月。もうすぐ、その家で我が家の新生活が始まろうとしています。
数年間の足踏みも、踏み出すときは一瞬
今までの人生を振り返っても、物事が大きく急展開するとき、原動力になるのは自分の直感だったような気がします。
進学や転職、家族で京都に移住した時も、悩む隙すら与えないほど強烈な直感によって、進む道を選んできました。なんでも石橋を叩いて渡りたい慎重派な自分も、直感には叶わない。歩んできた人生がそれを証明しているようでした。
3年かかった家探しも、決めるときは一瞬。そんなわけで、春休み真っ只中、我が家のそこかしこには段ボールが積まれ、手続きや準備のあれこれに大忙しです。
寂しい気持ちは受け止めて、それでも前へ
いくらピンときたとはいえ、そして同じ京都市内の引っ越しとはいえ、心地よい今の暮らしを手離す寂しさや不安は当然あります。
特に子どものことを考えると、「新しい幼稚園で楽しく過ごせるかな」というのは、なによりも大きな不安の種です。
娘が2年、息子が1年お世話になった幼稚園の最終登園日。友達とハイタッチし、「また会おうね」と明るく挨拶を交わす子ども達。一方私は、クラスのお友達や先生からのメッセージに溢れたアルバムを見た瞬間、大人げなく泣いてしまいました。
そこから数日は、アルバムをみるたびに心が締め付けられる想いでしたが、「お母さんが明るくしていれば、子ども達も安心しますから」という園長先生の言葉に、「そうだよな。私がくよくよしている場合じゃないんだよな」と、ようやく前を向けるようになりました。
変化する春。家族と共に、朗らかに生きていく
引っ越しまであと数日。口には出さなくても、子ども達の中にも不安な気持ちはあるはず。それを受け止めるためにも、目指すは肝っ玉母ちゃん!新生活での新しい出会いや暮らしに期待して、前を向いて進んでいこうと思います。
そして、昨年9月から続いた本連載も、本日の更新をもって少しの間お暇をいただきます。再開する頃には新生活の様子をお伝えできると思いますので、どうぞお楽しみに。そして、皆さまの新たな生活が、春風のように清々しく暖かいものでありますように。
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