kirarioインテリアの三浦です。
これまでのキラリオマガジンでは、インテリアの配色の基本の考え方や配色の裏技をご紹介してきました。
しかし、配色の基礎が理解できても、実際に色を選ぼうとおもうとなかなか難しいですよね。
そこで、今回はこれまでご紹介した配色テクニックを元に、配色の基本の4パターン同系色・同一トーン・類似色・反対色を実際のコーディネートを例にしながらご紹介します。
写真を見ながら、どんなお部屋で暮らしたいかを想像しながらを楽しんでいただけたら幸いです。
同系色のコーディネートとは、同じ色相の明るさや彩度の違う色と色を組み合わせる方法です。
他の色味が入らないので柄物のラグやクッションなどもすっとお部屋に馴染むのが特徴です。
また、「ブラウン系のお部屋にしたい」とお部屋全体をすべて同じブラウンで統一してしまうと、単調で平坦な印象になってしまいますが、同系色でまとめるとひとつの色味でもトーンの異なる色が重なるので、お部屋に奥行き感とリズムを生むことができます♪
部屋のカラーイメージが明確ながらも、色のグラデーションでお部屋が美しく整うのです。
同系色でも濃淡の付け方で印象が変わってきます。
こちらのお部屋のように濃淡の差が大きいと、メリハリがあり重厚感のあるお部屋に仕上がります。
逆にこちらのお部屋のように濃淡の差を少なくすると、柔らかい印象に。
異素材を組み合わせたり、濃淡の付け方を工夫することで、より理想のお部屋に近づきますよ♪
トーン(色調)とは、色の明るさと鮮やかさを同時にあらわしたものです。
ビビッドトーンやペールトーンなど、聞き馴染みのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
同一トーンのコーディネートは、いろいろな色をトーンを揃えてコーディネートする方法です。
このパターンでコーディネートすると、色々な色を使ってもお部屋がまとまりやすいという嬉しい特徴があります。
画像のお部屋もホワイト、アイボリー、グレー、水色、ブルー、ベージュなど様々な色が使われていますが、トーンが揃っていることで、統一感が感じられますよね。
トーンによって与える印象も変わるので、ぜひ目指したいインテリアテイストに合わせてトーンを選んでみてください。
類似色のコーディネートとは、色相環(色を環状に配置したもの)で隣の隣までの位置する、似た色相の色を組み合わせる方法です。
色味の差が少ないので、別々の色を使っていても、まとまって見えやすいのが特徴です。
最後にご紹介する反対色のコーディネートとは、色相環で向かい合わせの位置にいる色同士を組み合わせたコーディネート方法です。
反対色には、お互いの色を引き立て、鮮やかに見せる効果があります。
画像のお部屋のように一方の色をメインカラー(ネイビー)に、もう一方の色をアクセントカラー(イエロー)で加えると上品な印象になります。
ナチュラルなベージュ系のお部屋に反対色のブルーをアクセントでプラスするのも、お部屋にメリハリが出ておすすめな配色です。
いかがでしたか?
今回は配色のパターンを4つご紹介しました。
こんなお部屋で暮らしたいと思える配色のパターンは見つかりましたか?
この配色パターンはインテリアコーディネートだけでなく、洋服のコーディネートやお料理の盛り付けなどでも活用できるで、頭の片隅に置いておいていただくと役立つときが来るかもしれません♪