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キラリオSAMPO
〜ぶらっとカフェ散歩”さらさ西陣”〜

こんにちわ。
kirarioインテリア、スタッフの渡部です。

キラリオのある「京都」の風景をお伝えする“キラリオSAMPO”。
今回は京都らしいお洒落なカフェをご紹介致します。


一休さんで有名な名刹「大徳寺」より南へ徒歩約10分。
鞍馬口通りという所にある、昭和レトロな佇まいが印象的なカフェ”さらさ西陣”さんをご紹介致します。
storyイメージ こちらがお店の外観。

ある事に気付きませんでしょうか。

そう、「千と千尋の神隠し」に出てくるお風呂屋さんにそっくり。

スタッフの方にお話を聞きますと、
築80年の銭湯をリノベーションし、カフェにしたとのこと。

ノスタルジーを誘う店構えに、私の心は既に鷲掴み状態。
ワクドキな心を抑えつつ、いざ店内へ。 storyイメージ storyイメージ storyイメージ 店内は、グリーンとブラウンを基調としたアースカラーで統一されており、柔らかな色合いにホッと心が和みます。
49席ある店内は、ソファ席とテーブル席がバランス良く配置され、一人で寛いだり、家族連れで食事を楽しんだり、様々な目的の人々が思い思いの時間を楽しんでおりました。 storyイメージ 壁には銭湯の名残を残すタイルが敷き詰められ、レトロ感を一層引き立てております。

このタイルは「和製マジョリカ・タイル」と言って、
明治末に乾式成形法によってつくられ始めた国産の本格的なタイルであり、
金型で花柄など凹凸のレリーフを施し、筆で一色ずつ数種類の色釉を載せるなど製造に手間のかかった装飾タイルとのことです。
大正〜昭和初期には、海外への輸出品ともなり、高級品として珍重されていたそうです。

壁面から漂ってくるアンティークの重厚な雰囲気は、当時の空気が閉じ込められているかのよう。
storyイメージ 上を見上げると、天井の一角が吹き抜けにようになっており、太陽の光が優しく入ってきます。

これも銭湯だった頃の名残で、湯気抜きする為、このようなの構造になっているとのことです。

天井が高いことで、空間が広く感じられ、解放感があり、長居しても窮屈な印象が無く、とてもリラックスが出来ました。
storyイメージ こちらはメニューブック。

スタッフの可愛らしい手書きに親しみを感じちゃいますね。

この日は私は、アイスコーヒーを頂きました。
自家焙煎の香り高いコーヒーを堪能し、大満足。
storyイメージ storyイメージ また、店内にはお菓子や古本も購入できるスペースもあります。
美味しいお菓子を食べながら、気に入った本を読み耽る。
そんな至福のひと時も味わえますよ。



戦争の被害が少なかった京都では、このような趣のある古い建物が数多く残っています。
その建物をリノベーションし、店舗や住居に活用することが街ぐるみで行われております。

まさに「温故知新」の精神が街全体に息付いているようです。

それが、京都という土地が人を魅了して止まない理由の一つだと私は感じます。

京都に訪れた際には、そのような味のある建物も楽しんで頂ければ幸いです。

▼ さらさ西陣
〒603‐8223 京都市北区紫野東藤ノ森町11-1
https://sarasan2.exblog.jp/

◆ アクセス
市バス「堀川鞍馬口」または「千本鞍馬口」または「大徳寺前」下車 徒歩10分
地下鉄烏丸線「鞍馬口」駅 徒歩10分
鞍馬口駅から1,129m


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