みなさん、こんにちは。
キラリオインテリアの竹中です。
当店では、お店で販売する商品を自分たちのスタジオで、自分たちの手でコーディネートをして撮影をすることにこだわりをもっています。
撮影スタジオでは、なるべく照明を使わず、優しい雰囲気を出したくて自然光で撮影をするようにしています。
自然光と言っても、天気の良い日、天気の悪い日、季節や撮影時間などによって光量や雰囲気は様々な表情を見せてくれます。
その時々に違う条件下に、キラリオらしい撮影をするためには撮影スキルは、お客様に商品の魅力を伝えるためには必須のスキル。
自然光があたったときに映し出される“陰影”は商品やコーディネートをした際の魅力を表現するのに欠かせないキーワードです。
撮影スキル向上のために紅葉がとても綺麗なこの季節の京都の紅葉の名所を巡りながら、“陰影”をいかに表現できるかを目的に散策してきた様子をお届けしたいと思います。
今回、訪問したのは「京都 大原 三千院〜♪」という歌でも有名な“京都大原三千院”。
国宝の阿弥陀三尊をはじめ、多くの文化財が安置される天台宗の寺院 。
茶人の金森宗和の修築による美しい聚碧園が紅葉に染まる今の季節が見ごろ。
境内では、青い苔庭に赤や黄に色づいた葉が美しく降り積もる様子も幻想的で京都では有名なスポットとなっています。
陰影を表現するにはピッタリの時間と思い、15時過ぎに訪問。
この季節のこの時間は、太陽が傾き夕日がきれいな時間。
麓の国道に車を置き、そこから少しばかり徒歩で三千院に。
三千院までの参道には、京都らしいお漬物を販売するお土産物屋さんがあったりしますが、参道にも赤く綺麗に染まったもみじがたくさん。
ナンテンも赤く色づき、参道のそばを流れる川の清流とあいまって、とても綺麗な光景となっています。
景色を楽しんでいると、三千院に到着。
三千院門跡も夕日に照らされて、趣のある表情を見せてくれました。
まずは静かな堂内を拝観しながら進むと、古の窓が目に入ってき、外は夕日に照らされた紅葉、そして中は太陽の灯が入らない時間だけに少し暗い寺院内。
その部分を切り取ると、まるで絵画のような表情。
回廊の途中には、苔ひとつをとってもどこか侘び寂びを感じる“獅子落とし”がお庭に。
回廊を抜けた先には、茶人の金森宗和の修築による美しい聚碧園が。
縁側に座りながら眺める、緑、苔、紅葉などのコントラストがきれいで目に入るどの部分を見てもうっとりするようなお庭。
本堂を出てすぐに、作家の井上靖氏が「東洋の宝石箱」と呼んだ場所、「有清園」が。
庭一面に赤く色づいた紅葉の落ち葉が敷き詰められ、少し歩くと苔が辺り一面に広がっていて非常に神秘的な場所です。
お庭の中には、山からの湧水が流れる清流があり、そこには赤い橋がかけられています。
紅葉の赤と、落ち葉の赤、橋の赤。微妙に違う赤色がとても幻想的な雰囲気を醸し出していました。
そうこうしている間に太陽の陽も山間に隠れそうになってき、寺院などと重なり夕日がきれいな最後の表情をみせてくれ、本日の目的の撮影スキルの向上と京都の紅葉スポットのご紹介は終了となります。
キラリオというお店がどんなところにこだわっているのか?
そのために1人1人が取り組んでいることなど“見える”ことでお客様によりキラリオのことを好きになって欲しい!
そのために、自分たちの取り組みをどんどんご紹介していきたいと思います。
▼ 天台宗 京都大原三千院
http://www.sanzenin.or.jp/